シェアハウスは初期費用や家賃が非常に安いメリットがある一方で、見ず知らずである第三者との共同生活となることは注意が必要です。
人によっては生活音や話し声などの雑音、人間関係に関してのトラブルなどさまざまなストレスを感じるかもしれません。
可能な限りストレスを抑えて有意義なシェアハウス生活を送るためにも、事前に共同生活で生じるストレスを把握して、自分が許容できるか考えておく必要があります。
そこで当記事では、シェアハウスで感じる可能性があるストレスを洗い出し、ストレスの解決法もあわせて解説していきます。
事前にストレスの種類や対処法を知っていれば、シェアハウスに住んでから後悔することを防いで充実した日々を過ごせるはずですよ。
シェアハウスでストレスを感じる場面
まずは、いざ入居してから「こんなストレスがあるなんて」と後悔しないように、できる限り有り得るストレスを洗い出しました。
ルールを守らない入居者がいる
まず1つ目は、シェアハウスで定められているルールを破る人に対してのストレスです。
・ゴミを捨てない
・掃除しない
・食べた食器を片づけない(洗わない)
・洗濯物を洗濯機の中に入れたまま
・干した洗濯物を長時間そのまま
・共有スペースを私物で占有
・夜中に電話やテレビ、オーディオの音漏れ
シェアハウスのルールは、全入居者が気持ちよく生活する上での最低限度の約束事にほかなりません。
一人暮らしや実家暮らしでの習慣からなかなか抜け出せず、どうしてもルールを破ってしまう人がいる可能性もあります。
仮にルールを破っている本人に直接いうと逆上してトラブルになる場合もあるため、張り紙を貼るか、管理会社に連絡して対応してもらいましょう。
もしも張り紙を貼る場合は、誰が書いたという犯人捜しによる入居者同士のトラブルを避けるために、筆跡で特定されないようパソコンで書いて印刷することがおすすめです。
共用部で私物がなくなる
シェアハウスでよくあるケースとして冷蔵庫に残しておいた食品がなくなってしまうことがあります。
理由としてはやはり複数人が共用で使用するため、ほかの入居者が誤って使ってしまう、捨ててしまうなどが考えられます。そのため、共有スペースの冷蔵庫に自分のものを入れる際には名前を書くようにした方がよいです。
名前を書けない食品であれば、ビニール袋に入れて名前を書くか、個室に冷蔵庫がある場合はそちらに入れておきましょう。
また、リビングなどに少し置いていただけの私物がなくなってしまうケースも少なくありません。こちらも名前を書くか、シールを貼るなどして自分の物だと誰が見てもわかるようにすべきです。
そもそも共有スペースは入居者全員が共同で使う場所のため、私物はむやみに共有スペースへ持ち込まないように注意してください。
万が一ご自身の大事な私物が盗まれるようなことがあれば、速やかに管理会社に連絡するとともに、警察にも連絡して対処してもらう必要があります。
そのような手間を防ぐためにも、やはり可能な限り共有スペースに私物は持ち込まないことがおすすめです。
入居者同士の話し声が気になる
リビングや廊下、キッチンなどの共有スペースでは、入居者同士が会話することもあるでしょう。迷惑なくらいの大声と感じるボリュームであれば、管理会社に連絡して対応してもらってください。
些細な日常会話でも気になる場合は、イヤホンやヘッドホンを付けて音楽聴くか、耳栓するなどで対応しましょう。耳栓であれば100円ショップで手に入るので、金銭的な負担なく対応できるはずです。
入居者同士のトラブルに巻き込まれる
生活する上でのルールを巡って、入居者同士がトラブルになることもあるでしょう。トラブルが悪化する前に、管理会社へ速やかに連絡してください。
性格や価値観の不一致からくるトラブルは管理会社があまり対応してくれません。トラブルを起こしそうな人が入居者にいる場合、その人とはなるべく距離を置きトラブルに巻き込まれないようにすべきです。
また、入居している人数が増えるほど派閥やグループができてしまい、派閥同士のトラブルが発生する可能性もあります。グループ同士の場合も、管理会社が対応しきれない問題になりがちです。
管理会社に相談できるようなルール周りのトラブル以外は、共有スペースに近づかないようにするなど自己管理が必要になってきます。
距離感が近すぎる
自分の部屋以外は基本的にすべてが共有スペースになるため、シェアハウスでは部屋にこもる以外は誰かの視線を感じるかもしれません。少し一人になりたい気分であっても、とくにキッチンやリビングであれば、ほかの入居者と顔を合わせることも多いためストレスを感じてしまうかもしれません。
また、なかには人との交流を一番の目的にしてシェアハウスに住んでいる人もいて、仲よくなろうと距離をすぐに近づけてくる場合もあります。距離感を早くから近づけてくる人がストレスに感じる場合は、一時敵に共有スペースに近づく時間を減らしましょう。
共用部を好きなときに使えないことがある
タイミングによっては共有部が自由に使えないことがあります。たとえば、学校や仕事の準備で忙しい朝では、電子レンジやキッチンが混みあうため、使用する順番を工夫しなければなりません。
また、夏場や冬場ではシャワーが混みあいがちです。どうしても別の入居者とシャワー時間が重なってしまう場合、近くに24時間シャワーが使える場所があるシェアハウスを事前に選ぶとよいです。
シェアハウスで感じたストレスの解消法
シェアハウスで感じてしまうストレスが大きくなると、体調不良や仕事への悪影響が生じてしまうかもしれません。そこで感じてしまったストレスを一気に解消する方法を、パターン別に4種類ほど解説していきます。
規則正しい生活を送る
寝不足になるとストレスが蓄積され、疲れが取れません。なるべく寝る時間と起きる時間を固定し、日常的な睡眠不足を避けるのがおすすめです。
決まった時間に寝るためにも、夕食の時間を逆算し、寝る時間と同じように固定して習慣化すると、睡眠時間の確保が楽になります。
入居者の中で同じ時間帯に食事を摂る人がいれば、習慣化を促すためにもその人と仲良くなって一緒に食事しても良いかもしれません。
シェアハウスの中にはヨガなどの健康に特化したコンセプト型シェアハウスもあり、規則正しい生活になりやすい物件もあるので気になる物件を探してみてはいかがでしょうか。
適度に体を動かす
体を動かして血流が改善されるとストレス緩和に効くといわれていますし、スポーツが趣味であればそれ自体がストレス解消につながるはずです。シェアハウス生活では下記のような隙間時間を使うと習慣化しやすくなります。
・シャワー待ちの間
・ご飯を炊いている間
・洗濯機を動かしている間
体を動かすタイプのゲームもあるので入居者の人と仲よくなれば、一緒に楽しみながらストレス解消もできるのでおすすめです。
入居者と話し合う
ストレスの原因になる人がシェアハウス内にいた場合、直接その人と話し合いの場を作り、ストレスの根本的な解決を図ってみるのもよいでしょう。
しかし、人それぞれ考え方があるため、こちらから一方的に注意するような態度をとってしまうとトラブルになってしまうケースがあります。一方的な注意ではなく、複数人で話し合う方が無難です。
別のシェアハウスを検討する
どうしても耐えられないストレスがある場合は退去するというのも1つの方法です。シェアハウスは初期費用がとても安い上に、家具家電付きのため転居する際にはそれほど大きな費用の負担はありません。
退去の手続き自体も一般の賃貸に比べて素早く済む傾向があるため、もしも住んでみて合わなければ、気軽に別のシェアハウスに移るのもおすすめです。
まとめ
ここまでシェアハウスの共同生活を通して発生する可能性のあるストレスや、その解決案を解説しました。
もしもルールを守らない入居者がいた場合や、何らかのトラブルに遭遇した場合でも、あまり慌てず速やかに管理会社に対応してもらいましょう。
また、万が一、どうしても耐えられそうにないストレスがある場合、退去して別のシェアハウスに引っ越すのがおすすめです。シェアハウスは初期費用が安い上に、生活に必要な物はすでに備え付けられているので、引っ越しには手間や時間もあまりとられません。
FRESHROOMではシェアハウス物件を幅広く揃えておりますので、ぜひ一度、好みのシェアハウスを探してみてはいかがでしょうか。