近年の住居の選択肢として増えてきている「シェアハウス」は、昨今のコロナ渦で疎遠になった「人とのつながり」を求める方にも人気です。
シェアハウスの最大の特徴ともいえるリビングは、シェアメイトと関われる貴重な交流の場です。
一方で、生活を共有する上でのデメリットもあります。入居してから後悔しないために、シェアハウスのリビングの広さや過ごし方を解説します。
実際に住むことをイメージしつつ、参考にしてみてくださいね。
シェアハウスのリビングの間取りや広さ
シェアハウスを選ぶときに重要になるのが間取りです。一般的なシェアハウスの間取りは賃貸マンションと同じで、複数の個室とリビングなどの共有スペースになります。
なかでも最も多いのは、個室が並んでいるタイプです。共有スペースと個室をしっかり独立させることで、生活音や騒音のようなストレスやトラブルの防止になります。
シャアメイトとの交流を楽しみたい方は、リビングの広さに注目しましょう。
シェアハウスの規模によってもリビングの広さは変わりますが、平均的な広さは6〜12帖です。リビングが広ければ、それだけ同じ時間帯に共有できる人数も増えます。ダイニングも広ければ、一緒に料理を楽しんだり、広いリビングでは大勢で集まったりできます。
シェアハウスのリビングに完備されているインテリア
シェアハウスでは、個室にも共有スペースにも、生活に必要な家具や家電、インテリアが完備されています。一人暮らしであればすべて準備しなければならないものが、すでにすべて揃っているので、すぐに充実した生活が送れます。
コンセプトを決めているシェアハウスであればインテリアにもこだわっているので、おしゃれにこだわりたい方はコンセプトからお部屋探しをするのもおすすめです。調理や趣味などやりたいことがある方は、備え付けの設備で探せばより充実した生活に近づきます。
リビングに備え付けられている一般的な家具や家電は、デスク、ソファ、ダイニングセット、ラグや照明、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、調理器具、電子レンジ、テレビなどです。テレビはリビングに大型のテレビが設備されている場合が多いです。
大画面テレビは一人暮らしでは特に味わえない、特別感と満足感を感じられます。複数人でゲームをしたり映画を楽しんだり、使い方はさまざまです。シェアメイトとの時間を共有するきっかけにするのに活用してみてください。自然に会話が弾むこと間違いありません。
シェアハウスにリビングがあることのメリット・デメリット
シェアハウスでは共有スペースのリビングが魅力の一つで、人とのつながりを持ちたい方やいろんな交流を目的とした方に適した住居スタイルです。
リビングがあるメリットは多いですが、デメリットももちろんあります。家族とは違う他人と生活スペースを共有するのですから、人との関わりが好きな人であっても思っていたのと違ったと後悔する可能性もあります。後悔しないように、利用する前にデメリットも知っておきましょう。
メリット
シェアハウスにリビングがあるメリットは、まず、広いリビングが使える点です。
大人数で使用できるようにリビングの空間自体が広い上に、設備もファミリータイプのものが設置されています。一人暮らしに比べ、家具や家電も大容量や大型のものが使えるので、快適な広い空間で暮らしている気分を味わえます。
リビングに人が集まるので、同居人がいるという安心感が得られます。一人の方が気楽ですが、時には寂しさを感じることもあります。シェアハウスなら、リビングに行けば誰かとコミュニケーションが取れます。災害や緊急時にもシェアメイトがいれば安心です。
一人になりたいときは個室に入れば自分の時間が確保できる、使い分けができるのもシェアハウスの魅力です。
デメリット
シェアハウスのリビングは共有の空間です。人とともに生活するということから、ゴミを捨てない、掃除しない、私物で占有する、夜中の騒音などの行為は当然ながらトラブルの原因となります。
また、ルールがしっかり定まっていないシェアハウスでは、共有設備を使う時間が曖昧になっていてストレスに感じる、私物を勝手に使われるなどの可能性もあります。
リビングは好きなときに利用できますが、一人暮らしのように気ままには使えないことをデメリットと感じる人もいるでしょう。
シェアハウスのリビングでの過ごし方
シェアハウスで交流を持ちたい方にとっては、実際にシェアハウスに住んでいる人がどのようにリビングを活用しているのかも気になるところです。
共有スペースを上手に活用して交流関係を広げられる過ごし方、程よい距離感を保つことのできるリビングでの過ごし方などを紹介します。
みんなでパーティやゲームをして盛り上がる
広いリビングを利用してパーティをしてみれば、よりシェアメイトとの共通の時間を楽しめます。せっかく同じ空間にいるのですから、一緒にいる時間をとおして仲を深めたいですよね。
大人数で集まるならゲームを楽しむのもおすすめです。リビングの大画面テレビでプレイするゲームも、広いスペースを使ってプレイする、ボードゲームやカードゲームが盛り上がります。
一人暮らしで友人を呼んでホームパーティをするのは、なかなか難しいでしょう。シェアハウスなら、広いリビングを使ってシェアメイトと気軽にパーティを開くことができます。
同じ住宅にいるので誘うのも簡単、帰りたいときにもすぐ自室に戻れるのも便利です。
パーティやゲームを通じてなら、普段あまり接点のないシェアメイトともコミュニケーションをとりやすいでしょう。自分から話しかけられない内気な人も、シェアメイトの集まりに参加すれば、仲良くなるきっかけになります。
各々の時間を過ごす
共有スペースだからといって、シェアメイトといつも話さなければならないわけではありません。パーティやゲームはイベントであり、普段はリビングでも一人の時間を過ごせます。
自宅のリビングで家族がそれぞれ違うことをするように、テレビやスマホを見たり、読書したりして各々の時間を過ごせれば、リビングにいても落ち着けるでしょう。
シェアハウスとリビングに関する言葉の意味
「シェアハウスのリビング」という言葉と似た言葉が出てくると「同じ意味なのか、違った意味なのか」迷うこともあるでしょう。
自分が思っていたシェア様式と違うものを選ばないために、それぞれの言葉の意味と、シェアハウスとの違いを把握しておきましょう。
リビングシェアとは
「リビングシェア」は、海外のシェアハウスの共有スタイルで、住居のリビングを住む場所として提供するものです。主に、住居費用を安く済ませたい人向けの住居スタイルですが、生活スペースはかなり狭い上にプライバシーが守られないデメリットがあります。
一方、日本では、シェアハウスが提供するリビングシェアサービスがあります。シェアハウスのリビングを住人以外でも利用できるシステムで、シェアハウスをしてみたい人が共有スペースを体験したり、シェアメイトと交流したりできるメリットがあります。
wi-fiや電源も揃っているので、ワーキングスペースとしても活用できます。自宅やカフェでは集中できない方も、程よい人数のシェアハウスのリビングなら仕事が捗るかもしれません。
コリビングとは
複数の人と暮らしを共有するという点で共通するのが「コリビング」です。コリビングとは、通常のシェアハウスに加え、仕事を行うためのコワーキングスペースが備わっているシェア住宅です。
コリビングの特徴は、シェアハウスより一層、コミュニティやシェアメイトとの関わりが深まる点です。生活だけでなく仕事でも空間を共有するので、よい関係を築ければよりつながりも強くなります。
コリビングはイベントの開催や設備もシェアハウスより充実していることから、家賃も高めになります。利用者はクリエイターやアーティストなど、ヨガやジムも兼ね備えた施設で、新たな人脈を広げたい方が多いようです。
コリビングについて更に詳細を知りたい方はこちら▶▶▶【 FRESH Co-Livingについて 】
まとめ
人とのつながりを目的にお部屋を探しているなら、シェアハウスがおすすめです。リビングでの交流のほかにもイベントが開催されたり、他国や世代の違う方と交流できたりと、新しい世界が広がるきっかけになります。
シェアハウスのリビングは一人暮らしのお部屋より広く、家具や家電も完備しているのが特徴です。コンセプトを決めているシェアハウスから選べば、理想のインテリアを日々の生活で使えます。
共用空間が魅力的なシェアハウスを見る▶▶▶【 FRESHROOMのコンセプト型物件 】
みんなで楽しんだり、個人でくつろいだり、その時の気分に合わせて利用できます。一人になりたい時は、すぐ自分の部屋に帰れるのもシェアハウスのメリットです。
一方で、リビングを自宅のように好き勝手に使えない不自由さはありますが、住人どうしで助け合ったり、寂しいときにも「誰かがいる」という安心感があったり、基本的には快適な生活が送れます。
一人暮らしに寂しさを感じている方、人とのつながりの場を探している方は、シェアハウスの利用を検討してみてください。
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