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2022.12.22#シェアハウス#男女混合#知識

男女混合シェアハウスに住みたい!実態を徹底解説

シェアハウスでの生活をイメージしたとき「せっかくなら男女混合シェアハウスに住んで、幅広く友達を作りたい」「異性がいた方がなんとなく生活にハリが出そう」と考える人も多いでしょう。

しかし、シェアハウスでの暮らし方が具体的にイメージできず、とくに男女混合となると心配になってしまうこともあるかもしれません。

そこで今回は男女混合シェアハウスの実態とメリット・デメリットをくわしくご紹介します。

シェアハウスの利用者は女性が約7割

国土交通省が行ったシェアハウスに関する市場動向調査結果(平成27年)によると、約7割のシェアハウスで女性の方が多いことがわかっています。男女比が均等の物件は2割強で、男性の居住者の方が多い物件は1割を下回っています。

年齢構成は25歳〜30歳未満が最も多く、47.9%と約半数を占めています。次に多いのは30歳〜35歳未満が26.8%となっており、25歳〜35歳未満で4分の3を占めています。続いて20歳〜25歳未満が15.5%となり、若年層が多いのが特徴です。

国籍別で見ると、住居者が日本人のみで構成される物件は3割程度で、外国人利用客が多いことがわかります。主な外国人国籍は、中国、台湾、韓国、アメリカの4つです。

男女混合シェアハウスのメリット

ここでは、男女混合のシェアハウスを利用するメリットを解説します。

防犯性が高くなる

男女混合のシェアハウスでは、男性がいることから防犯性が高くなります。女性の一人暮らしや女性専用のシェアハウスは、ストーカーや窃盗被害に遭いやすくなりますが、シェアハウスに男性が住んでいるだけでも、抑止力となりリスクが低下します。

交友関係が広がる

また、男女混合のシェアハウスに住むと、異性との交友関係が広がります。出会いだけでなく、異性からの意見を聞くことで自分の価値観・視野が広がります。異性が苦手な方でも、共同生活を送るなかで、苦手意識が薄れていくかもしれません。

適度な緊張感があり、マナーや生活態度が向上する

異性が同居するシェアハウスでは、適度な緊張感が生まれるのも特徴です。共有スペースの使い方やマナー、身だしなみなどの生活態度において自然と「きちんとしよう」という意識が生まれやすくなるのかもしれません。

男女混合シェアハウスのデメリット

男女混合のシェア ハウスは、人によってはデメリットと感じる部分もあります。

気を遣うシーンが多い

男女混合のシェアハウスでは「入浴後に薄着で過ごせない」「すっぴんになりにくい」などの理由で普段の生活から気が抜けないと感じる人もいるでしょう。そうした場合には、男女混合であることがデメリットに感じるかもしれません。

しかし、シェアハウスといってもほとんどは共有スペースのほかに個室が用意されています。リラックスしたいときには自室で、人とコミュニケーションをとりたいときには共有空間で過ごすといった暮らし方ができ、実際には異性の住民がいるという理由で生活習慣を大幅に変える必要はないといえます。

恋愛トラブルが発生する可能性がある

男女が共同生活を送ることになるため、男女間の恋愛トラブルが発生する可能性はゼロではありません。トラブルというほどでなくても、興味のない異性からアプローチを受けたり、すでに居住者同士がカップルだった場合に気を遣うなどは少なくないでしょう。

男女混合シェアハウスにありがちなトラブル

ここでは、男女混合シェアハウスにありがちなトラブルを紹介します。男女別で主張が異なるため、どちらもチェックしておきましょう。

男性側の主張

「朝の忙しい時間に洗面台を独占される」
女性はメイクやヘアセットがあり、身支度にどうしても時間がかかります。洗面台は共有スペースなので利用タイミングが被るとどちらかが譲るか、交代で使わなければなりません。

鏡を見て髭を剃りたい男性と鏡を見て化粧をしたい女性が鉢合わせた場合、どちらかが後回しになってしまいます。

「洗面台、お風呂場の髪の毛が気になる」
女性の長い髪の毛が洗面台・お風呂場に落ちていることに不快感を覚える方もいます。
「露出が多い格好は目のやり場に困る」
夏の暑い時期でも女性がラフすぎる格好をしてしまうと異性に気を遣わせてしまうばかりか、男女のトラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。

女性側の主張

「セクハラ発言をされた」
シェアハウスに住むと、見ず知らずの他人と共同生活を送ることになります。基本的にシェアハウスに住む人はパーソナルスペースや発言に気遣いができる人が多いものの、特定の男性の発言に対して「セクハラ」と感じることもあるかもしれません。

「立ったまま用を足される」
共用部のトイレを立ったまま利用されると、汚れやすくなるだけでなく、音も気になってしまいます。男性だけだとあまり気にしないことでも、女性によってはイヤな気持ちになることもあります。

男女混合シェアハウスで快適に生活を送るために

ここでは、男女混合のシェアハウスで快適に生活を送るための注意点を解説します。入居を検討している方は、以下の4点を必ずチェックしておきましょう。

・共用スペースでの過ごし方や服装には気を付ける
・お互いのプライベートには干渉しないようにする
・契約前に内覧して良し悪しを判断する
・困ったときすぐに運営会社に相談する

共用スペースでの過ごし方や服装には気を付ける

シェアハウスは一人暮らしと違い、他の利用者がいて、同じものを後から使う人がいて、共有スペースにいる限り誰かに見られています。マナーが悪い利用者が1人いるだけで、周りが不快になるため、注意しましょう。

個室以外では必ず服を着る、周りを不快にさせないよう声のボリュームや会話の内容に気をつけるといった配慮が必要です。

お互いのプライベートには干渉しないようにする

居住者はいくら仲が良くても他人です。プライベートに干渉しすぎると、迷惑をかけてしまいます。人によって踏み込んでよい領域は異なるため、発言をセクハラと捉えたり、ショックに思う場合もあります。

親しくない人から「今日はどこに行っていたのか」「恋人はいるのか、どのくらい続いているのか」といったプライベートなことを詮索されてしまうと、受け答えに困ってしまいます。一定の距離感を保って生活しましょう。

契約前に内覧して良し悪しを判断する

男女混合のシェアハウスへの入居を考えている場合は、契約前に内覧しておくことをおすすめします。どのような設備があるのか、共用スペースは清潔かどうか、男女比率や年齢層、国籍を確認しておくと、生活のイメージが湧きやすいです。

また、仲介業者や管理人に、過去に起きたトラブルを確認しておくと、シェアハウスの雰囲気を判断しやすくなります。

困ったときすぐに運営会社に相談する

ハウスルールを守らない居住者がいる、言動に困っているといった困りごとがあった場合に、どうしても自分たちだけで解決できなければシェアハウスの運営会社に相談するという手段もあります。

「直接注意すると角が立ちそう」「第三者から伝えて欲しい」というときには、運営会社に話してみるとよいでしょう。

まとめ

シェアハウスは全体として女性が中心のところが多いものの、男女混合のシェアハウスも少なくありません。メリットとデメリットを照らし合わせて、自分に合っていると思えるシェアハウスを選びましょう。

異性に対して大げさな配慮は必要ありませんが、同じシェアハウスで暮らす仲間として、マナーや思いやりは必要です。各自がマナーを守り思いやりの気持ちを持つことで、シェアハウスがより居心地のよい場所となるでしょう。