一人暮らしをするにあたって、家賃と住むエリアは非常に重要な要素です。とくに都内では、エリアによって家賃が大きく変わります。
とはいえ、自分の収入、職場へのアクセスのしやすさなど、複数の条件を考慮しながら自分に合った部屋を探すのは簡単な話ではありません。そこで、部屋を探す際におすすめしたいエリアが、早稲田です。
早稲田大学を筆頭に、複数の大学のキャンパスが集まる早稲田は、学生の街として知られています。早稲田の住みやすさや周辺地域の治安、具体的な家賃の相場についてご紹介します。
早稲田の住みやすさ
早速ですが、ここでは早稲田の住み心地について取り上げます。一人暮らしをするなら、街の住みやすさは重要です。
以下に早稲田の住みやすい点、住みにくい点をいくつかピックアップしているので、街の雰囲気を知りたい際は、ぜひ参考にしてください。
住みやすい点
まずは、早稲田の住みやすい点についてご紹介します。早稲田が暮らしやすい街といわれているのは、主に3つの理由からです。
商業店舗が豊富
早稲田周辺は、商業店舗が豊富です。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、生活必需品を購入するお店が複数あるので、買い物には困りません。
そして、早稲田といえば学生の街です。そのため、学生向けの安い飲食店もたくさんあります。
とくに早稲田で人気なのがラーメンです。値段が安いだけでなく、食欲旺盛な学生のお腹を満たすために、量にもこだわっているお店も多いので、わざわざエリア外から早稲田のラーメン屋まで足を運ぶ人がいるほど高い人気を誇ります。
自然が多い
早稲田周辺には、大きな公園が複数あります。そのため、23区内のなかでも自然豊かなエリアのひとつです。
たとえば早稲田駅の徒歩圏内にある戸山公園は、季節ごとに違う花を楽しめて、山手線内で一番高い山もあります。山といっても標高は44.6mしかないので、気軽に足を運べるのがうれしいポイントです。
また、早稲田エリアに含まれる高田馬場駅近くを流れる、神田川周辺地域も自然豊かな場所として知られています。近年は、日本各地の河川で水質汚染が懸念されていますが、神田川の水質はアユの遡上が確認できるほど良好なことで有名です。
夏になると神田川親水テラスが解放され、多くの子どもたちが川の中にいるドジョウやエビを観察している光景が見られます。
学生街のため治安がよい
すでに説明しているとおり、早稲田は学生の街です。早稲田周辺には早稲田大学や学習院女子大学、東京富士大学などの大学、そして専門学校が数多く建ち並んでいます。
そのため、学生を中心に人通りが多いのが特徴です。人通りが多い分、人目も増えることが早稲田エリア周辺の防犯、治安のよさにつながっています。
警視庁が公表したデータによると、2020年の1月から4月までの早稲田駅付近での総犯罪率は0.03%です。23区最下位の千代田区の総犯罪率が0.13%なので、かなり優秀な水準といえるでしょう。
住みにくい点
早稲田の住みやすさや魅力が伝わったところで、早稲田の住みにくい点についてもご紹介します。よい点と悪い点、両方を知ったうえで、自分が本当に生活したいか考えましょう。
ショッピングモールがない
早稲田周辺は多くの商業施設がありますが、大型ショピングモールはありません。すぐ近くの新宿駅に行けば、丸井などさまざまなショッピングモールがありますが、買い物のたびに遠出を強いられます。
どうしても買い物をしたい場合は、ネットショッピングを利用するなどして工夫しましょう。
ゆるやかな坂がある
早稲田駅周辺は、ゆるやかな坂道が複数あります。毎日坂を登り降りすることになるのですが、運動不足の人にはやや辛い環境です。
運動不足の解消につながると前向きに捉えるか、もしくは自転車を利用するなどして対策しましょう。
早稲田の治安・犯罪発生件数
早稲田エリアは、新宿区内でも治安がよいエリアです。しかし、全く犯罪が起きないわけではありません。
警視庁が公式サイトで発表した情報によると、令和4年は早稲田エリアでは殺人などの凶悪犯罪は起きていません。一方で、西早稲田1丁目から3丁目を中心に、暴行や窃盗などの軽犯罪が90件発生しており、早稲田町や早稲田南町、早稲田鶴巻町の犯罪数を加えると、犯罪総数は100件に到達します。
また、注目すべきポイントとして、早稲田では詐欺の件数が増加傾向にある点です。昨年早稲田エリアで発生した事件100件の内、17件が詐欺でした。
それでも、同じ新宿エリアの新宿3丁目だけで699件の事件が発生していることを考えると、治安は十分よいといえるでしょう。
早稲田の家賃相場
すでに説明しているとおり、早稲田は学生の街です。そのため、新宿区内では比較的家賃の相場は低くなっています。
たとえば、早稲田のすぐ隣にある神楽坂は高級住宅街という事情もあり、家賃相場は95,000円と高めですが、早稲田の家賃相場は87,000円です。さらに部屋の広さや築年数、設備などの条件を緩和できれば、家賃を50,000円台から60,000円台まで抑えられます。
ただし、安い部屋を借りられる分、部屋探しのライバルが多いことも覚えておきましょう。地方から上京してきた学生や新卒の社会人など、家賃の費用を抑えたいと考える人は少なくありません。もし気に入った物件を見つけたら、できるだけ早くキープしましょう。
また、家賃の安さを気にしすぎて、設備や耐震性に不安が残るような物件を選んでしまうと、その後の生活が苦しくなります。
事前に水道やガスなどのライフラインに問題はないか、耐震工事を行っているかなどを確認しましょう。耐震性を気にする場合は、1981年が基準になります。
早稲田駅の情報
ここからは早稲田エリアの主要な駅である、早稲田駅とその周辺環境に関する情報について取り上げます。学生のみならず、社会人も楽しめる場所もあるので、ぜひ参考にしてください。
交通アクセス
早稲田駅は東京メトロ東西線にある駅のひとつです。早稲田駅の隣には高田馬場駅があり、山手線に乗り換えることで新宿や渋谷、池袋など都内の主要エリアにアクセスできます。また、西武新宿線を利用すれば東京都郊外、埼玉県エリアへのアクセスも可能です。
都内の移動のみならず、他県への移動もスムーズに行えるため、早稲田駅の利便性は非常に高いといえるでしょう。
周辺施設
早稲田駅周辺には、魅力的な施設があり、地元住民や学生たちを楽しませています。以下で取り上げるのは、とくに人気が高い施設です。時間があれば、ぜひ足を運んでみてください。
ドラードギャラリー
最初にご紹介するのは、早稲田大学の本部キャンパス近くにある施設ドラードギャラリーです。サグラダ・ファミリアで有名なスペインの建築家、ガウディの作品を彷彿とさせるデザインが話題を呼んでいますが、上層階には普通に住民が住んでいます。
定期的に個展が開催されており、休憩時間を利用して足を運ぶ早稲田の学生も多いです。日本国内にいながら、異国情緒を感じたい人は訪れる価値があります。
早稲田松竹
早稲田エリアの施設を紹介するうえで外せないのが、早稲田松竹です。早稲田駅と高田馬場駅までの間にある映画館で、話題の新作から古典の名作まで、幅広いジャンルの映画が公開されています。
こちらの施設も、早稲田エリアを利用している人たちの間ではよく知られた存在で、とくに早稲田大学の文学部で演劇映像コースを専攻している学生に人気が高いです。レイトショーも行っているので、気まぐれに足を運んで新しい映画に出会う楽しみを味わってみましょう。
大隈庭園
最後に紹介するのは、早稲田大学のキャンパスにある大隈庭園です。お昼になると早稲田の学生たちが庭園に集まり、思い思いの時間を過ごしている様子が見られます。
学生のみならず一般の人にも解放されている場所なので、学生に混ざって庭園の散策を行うことが可能です。基本の造りは日本庭園を基礎にしていますが、異国情緒を感じさせる植物や置物もあり、和洋折衷の雰囲気が漂います。
庭園の散策を終えたら、すぐ近くにある早稲田大学の学食で食事を取るのもよいでしょう。こちらも一般開放されているので、安くて美味しい早稲田メシを満喫できます。
まとめ
以上、早稲田エリアの住みやすさや治安、家賃相場などについて取り上げました。早稲田は家賃相場が比較的低く、治安もよいです。また都内の主要エリアへのアクセスも良好なので、学生や一人暮らしをこれから始める人にとっておすすめのエリアといえるでしょう。
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