部屋探しをするときは、それぞれが理想とする間取りがあるかもしれません。自分に合っている物件とは、間取りが大きく影響する場合がほとんどです。
間取りに気をつけなければ、引っ越して早々に暮らしにくさを感じるおそれがあります。本記事では、後悔のない間取りの選び方や、間取り以外にも重視すべきポイントをお伝えします。ぜひ今後の参考としてお役立てください。
希望する賃貸物件の間取りを明確にする
自分が理想とする物件を見つけるためには、希望の具体的な間取りをはっきりさせる必要があります。どのようなポイントを重視すればよいのか、早速チェックしていきましょう。
必要なスペースを把握しよう
まず、自分にぴったりの間取りを把握するために必要なスペースを洗い出しましょう。どのようなポイントを大切にすべきか紹介します。
住空間のサイズを決める
自分に合った間取りは、住空間のサイズである程度決定づけられます。住空間のサイズを決めるには、自分がどのような暮らしをしたいのかを考えてみましょう。ワンルーム、1K、1DK、1LDKなど、さまざまな間取りのなかから必要な広さを検討してみてください。
収納スペースについて考える
収納スペースを考えることも、希望の間取りを見つけるにはとても大切なポイントです。ものが多いというお悩みがあるのなら、収納スペースの多い物件を基準にすると、理想的な空間を見つけられます。
生活スペースを重視する
生活スペースについて検討すると、希望の間取りがわかります。たとえば「風呂はユニットバスでよいのか」「キッチンのコンロはひと口か、ふた口か」など、細かく見定めることが大切です。自分のライフスタイルをもとに、生活スペースを考えてみてください。
実際に間取りを見てみよう
理想の間取りを発見するためには、実際に自分の目で確認をおすすめします。間取りを確認する方法をお伝えしますので、自分に合った手段でチェックしてみましょう。
賃貸物件のウェブサイトを利用する
一番簡単な方法は、ウェブサイトを利用することです。賃貸物件が掲載されているウェブサイトを見れば、どのような間取りなのかがすぐに分かります。細かい情報もきちんと掲載されているので、イメージも湧きやすいでしょう。
実際に物件を見学する
ウェブサイトだけではイメージが湧きづらい人は、実際に物件を見学してみましょう。自分の目で確かめると、ウェブサイトでは分からない情報も得られるので、物件選びも失敗しづらくなります。
周囲の人間にアドバイスを聞く
とくに初めて賃貸物件に引っ越す場合、周囲の人に頼るとよいかもしれません。現在の懸念点を第三者に話すことで、客観的なアドバイスを聞くこともできます。
不動産会社の話も踏まえ、周囲の人の意見を参考にすれば、ひとりよりもスムーズに物件を決められるでしょう。
自分に合った間取りを選ぶポイント
自分が暮らしやすい間取りの物件を選ぶときは、いくつかのポイントがあります。どのようなポイントに気をつければよいのか、詳しく見ていきましょう。
レイアウトが合理的かどうかを確認する
自分の予算内に収まるかどうかを最優先にして物件を選ぶ人もいますが、合理的なレイアウトになっているのかも重視する必要があります。
たとえばデッドスペースが多い部屋や、コンセントの配置が不自然な部屋など、レイアウトが少しでも非合理になっていると暮らしづらさにつながります。
自分のライフスタイルにあった間取りを選ぶ
理想の間取りは、自分のライフスタイルに合っているかどうかも関係しています。ライフスタイルは人それぞれのため、万人に合った部屋というのは限りなく難しいでしょう。
たとえば「ミニマルな生活をしたい」と考えている人にとっては、賃貸物件だけでなく、既に家具家電などが必要最低限揃っているシェアハウスも選択の一つです。
ライフスタイルに合った間取りは、自分にとって使い勝手のよい空間ということです。気になる間取りがあれば、自分がどのように暮らすのかを想像しながら見極めるとよいかもしれません。
予算内で収まるかどうかを確認する
間取りを決めるにあたって、予算内であるかどうかもとても重要です。予算をオーバーしてしまうと家賃の支払いが苦しくなるでしょう。理想の条件はいくつもあるかもしれませんが、無理のない範囲で家賃を支払える物件を見つけましょう。
間取り以外でチェックしたいポイント
物件選びは間取りも重要ですが、それ以外でも大切にしたいポイントがあります。間取り以外では、どのような点を踏まえて物件を探すべきなのか、早速チェックしていきましょう。
アクセスの良さを確認する
アクセスのよさも重視するべきです。交通アクセスがよくなければ、生活するうえで困ることになります。利便性を追求するために、とくに次に紹介する場所へのアクセスを優先して考えてください。
最寄り駅やバス停から物件までの距離
目当ての賃貸物件から最寄り駅やバス停までの距離は、とても大切です。最寄り駅やバス停などは、通勤や通学、買い物などの要となります。ほぼ毎日利用するといってもよいので、できるだけ徒歩でも問題な距離にあるとよいでしょう。
周辺にスーパーやコンビニなどの施設があるか
スーパーやコンビニなど、食品や日用品の買い物ができる施設の有無をチェックしてください。スーパーやコンビニが遠ければ、暮らしづらくなります。周辺にドラッグストアなどもあるとなおよいでしょう。
市街地や勤務地に近いかどうか
物件を選ぶ際は、市街地や勤務地に近いかどうかを基準にするのもおすすめです。住み心地がよいと感じる間取りはもちろん、利便性が高いことも大きく影響しています。
どのようなライフスタイルを送りたいのかで理想の形はそれぞれ異なりますが、市街地や勤務地に近ければ、毎日の交通費や移動時間を大幅にカットできます。
室内の設備や条件を確認する
間取りが気に入れば、物件の設備や条件をしっかりとチェックしてください。具体的にチェックすべき設備や条件を紹介します。
エアコンや暖房、キッチンなどの家電
間取りがクリアすれば、暖房や家電などを徹底的に調べてください。エアコンの位置や、キッチン家電はガスかIHかなど、よく確認しておくことで快適な暮らしを手に入れられます。
風呂やトイレ、洗濯機などの水回り
水回りのチェックにも力を入れてください。たとえば風呂場とトイレは別なのか、洗濯機はどこに置けるのかなどをチェックしてみましょう。水回りは、今後生活するうえで不満が出やすいポイントでもあるので、妥協はおすすめしません。
騒音や隣人、ペットの飼育可否などの条件
賃貸物件では、騒音が問題になりやすい傾向があるので、事前に防音性もチェックしておきましょう。さらに、隣人トラブルなどはないのかも調べておいてください。
ペットを飼育する予定のある人は、必ずペットの飼育可否をチェックしなければなりません。飼育不可の物件での無断飼育は、強制退去につながるおそれもあります。
契約内容や入居時の費用を確認する
気に入った物件は、事前に契約内容を確認しておきましょう。同時に入居費も確認することで、心から安心して引越しできます。とくに注目すべき内容をお伝えします。
敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用
物件に入居する際には、必ず何かしらの初期費用がかかります。敷金や礼金、仲介手数料などが必要になるので、入居する際には不動産業者から見積もりをもらうようにしてください。
できるだけ初期費用を抑えたい場合は、敷金・礼金が0円の賃貸物件を中心に選ぶのもおすすめです。
家賃や管理費などの月々の費用
家賃以外にも管理費を支払う必要があります。家賃に加え、管理費はいくら支払うのかもきちんとチェックしておきましょう。大抵の場合、不動産業者は家賃と管理費を含めた月々の費用を教えてくれるはずです。
更新料や解約に関する条件などの契約内容
家賃や管理費と同じようにチェックすべきなのは、物件の契約内容です。たとえば「更新するにはどのくらいの費用がかかるのか」「解約する場合はどのような条件があるのか」です。前もってチェックしておけば、後から損をせずに済みます。
賃貸物件探しのポイント
物件を探すポイントを改めておさらいしていきましょう。間取りにこだわることも大切ですが、ほかのポイントも見落とさないようにしてください。
アクセスの良さを確認
自分に合った間取りが見つかった場合は、アクセスのよさも確認しましょう。徒歩10分以内に目的地にたどり着けるような物件がおすすめです。
最寄り駅やバス停から物件までの距離
物件から最寄り駅やバス停までの距離は、必ず前もって確かめておいてください。とくに車がない人は、最寄り駅やバス停から離れすぎていると、暮らしが不便になるリスクがあります。
周辺にスーパーやコンビニなどの施設があるか
スーパーやコンビニが近くにあることも、とても大切なポイントです。近くにスーパーやコンビニがあれば、急に体調を崩してしまった場合も安心です。
市街地や勤務地に近いかどうか
市街地や勤務地に近い物件を選べば、長く住み続けられます。とくに勤務地に近ければ出勤までの時間に余裕をもたせられるので、隙間時間が生まれやすくなるかもしれません。
室内の設備や条件を確認
理想の物件選びには、室内の設備や条件も関わってきます。次に挙げるポイントが当てはまった物件であれば、自分のライフスタイルを崩すことのない快適な空間が得られるでしょう。
エアコンや暖房、キッチンなどの家電
エアコンやキッチンなどの家電は、暮らしの快適性を追求するうえでは欠かせないポイントです。とくに、古すぎるエアコンが設置されていると、電気代が高くなるおそれがあるので注意しましょう。
風呂やトイレ、洗濯機などの水回り
水回りも、理想の物件に暮らすためには注意が必要です。たとえば、お風呂には浴室乾燥機などが設置されていると、利便性の高さを実感できます。
騒音や隣人、ペットの飼育可否などの条件
引っ越しを決める理由には、騒音や隣人トラブルなどがとても多く挙がります。ペットの飼育では、敷金などが割増されることも多いので費用面も確認しておいてください。
予算を明確にする
予算に合った物件を選ばなければ、生活に支障をきたします。求める条件にも優先順位をつけておくことで、予算もクリアした物件探しができるでしょう。
希望する条件を決める
物件への希望条件を事前に決めておくのは必要不可欠です。物件を探す前に「絶対に譲れない条件」と「あったら嬉しい条件」などに分け、自分の希望と向き合うとよいでしょう。
シェアハウスも選択肢の一つ
とくに東京で賃貸物件を探している人に選択肢の一つとしておすすめしたいのがシェアハウスです。「初期費用を抑えたい」、「最寄り駅から物件までの距離が近い」、共有部はシェアしますが個室以外の場所を広く使えるので、「間取りにこだわりたい」など、件にあった物件が見つかるかもしれません。
FRESHROOMのシェアハウスなら、家具家電つきで、東京23区内に物件が点在、女性専用物件やコンセプト型の物件など、様々なタイプの物件があるので、一度調べてみてはいかがでしょうか。
まとめ
賃貸物件を探す場合、間取りを優先して選ぶのはとてもよい方法です。しかし、間取りだけではなく月々の家賃をしっかり見据えることも大切です。
希望を叶えるためには、初期費用をはじめ毎月かかる費用も含めて、物件探しにかけられる予算を明確にしておきましょう。加えて、求める条件を決めておいてください。
考えなしに物件を探していては、ただ時間が過ぎてしまうだけで、結局どのような物件が自分に合っているのか分からなくなってしまうおそれがあります。自分に合った賃貸物件は、間取りを含めて、総合的に考えましょう。