シェアハウスの共用部の掃除において、多く採用されているのが入居者による当番制です。しかし、当番制にはいくつかの問題点が存在します。
入居者個人の事情によっては、一部の入居者は掃除当番を担当できないかもしれません。そうなれば、掃除の負担が不均衡になり、不平等になる恐れがあります。また、当番制は入居者同士のトラブルに発展しかねません。
この記事では、シェアハウスの入居者が、当番制で共用部分の掃除をするメリットとデメリットや当番制以外の方法について解説します。
シェアハウスの掃除箇所
シェアハウスにおいては、共用部分であるリビング、キッチン、水回りなどの清掃が重要です。
シェハウスの掃除個所について、詳しく解説します。
リビング
リビングは、入居者が集まる場所であり、日常のくつろぎや交流が行われるスペースです。リビングの掃除は、快適な環境を維持するために欠かせません。
床の掃除は基本中の基本です。掃除機やモップを使って、ゴミやホコリを取り除きましょう。こぼれた飲み物や食べカスなどの汚れにも注意が必要です。
家具やテーブルの上のゴミや汚れ、ソファやカーテンのお手入れも忘れずに行いましょう。定期的にウエスや掃除機を使った掃除で、家具やカーテンを清潔に保てます。
キッチン
キッチンは、入居者が食事の準備や調理を行う重要なスペースです。清潔な環境を保つために、キッチンの掃除は、とくに重要です。
まず、食器や調理器具の洗浄が欠かせません。使用した食器と調理器具は速やかに洗い、乾燥させましょう。カウンターやシンクも清潔に保つため、使用後の拭き掃除は必須です。
また、キッチンの床は、食べ物や水がこぼれることが多く、常に掃除が必要です。掃除機やモップでゴミや汚れを取り除きましょう。
そのほか、調理中の汚れが付着するレンジフードやコンロ、シンク周りの掃除も重要です。
水回り
バスルームやトイレなどの水回りを、清潔に保つことも重要です。常に、快適に使えるようにしておく必要があります。
まず、バスルームの掃除です。浴槽やシャワーカーテン、床面など、水回り全体を清潔にしましょう。カビや水アカの発生を防ぐため、掃除後はよく乾かすことも大切です。また、洗面台や鏡も忘れずに掃除し、清潔さを保ってください。
トイレの掃除も欠かせません。トイレボウルや便座、タンクなどは専用洗剤で掃除します。トイレットペーパーやゴミ箱も点検し、衛生的な状態をキープしなくてはなりません。
その他
玄関は、シェアハウスの顔とも言える場所です。定期的な掃除はもちろんのこと、靴箱や靴マットの清掃を常に行いましょう。
廊下も見落とせない掃除箇所です。ホコリやゴミを掃除機やモップでしっかりと取り除くことで、快適な通行環境をキープしましょう。とくに共用廊下は、入居者全員が利用するため、定期的な掃除と配慮が必要です。
洗濯機周辺も忘れずに掃除しましょう。洗濯機と乾燥機の上や周囲にたまった洗剤のカスやゴミを取り除くことで、衛生的な状態を保てます。また、洗濯機のフィルター清掃も重要です。こまめに掃除を行い、洗濯機を使いやすくしておきましょう。
シェアハウスの掃除パターン
シェアハウスの掃除パターンには大きく分けて、入居者による当番制、管理会社による清掃、専門業者による清掃の三種類があります。
入居者にとって負担が少ないのは管理会社または、専門業者による清掃です。当番制は入居者の負担になるばかりか、トラブルの原因になることが多く、よい方法とはいえません。
入居する前に、掃除についてのパターンや方法、決まりなどをよく確認しておきましょう。
入居者による当番制
入居者全員が、交代による当番制で掃除を担当する方法です。曜日ごとや週ごとに交代しているシェアハウスが多いです。
また、基本的には一人で行うのではなく、グループにわかれて清掃を行います。
メリット
当番制は、全ての入居者に対し、掃除の担当箇所やスケジュールを割り振ります。定期的に当番が回ってくるため、掃除の負担を適切に分散できます。
また、入居者同士のコミュニケーションや連携につながり、チームワークを促進します。掃除を継続する習慣づけも可能です。
デメリット
当番制では、掃除の負担が均等に分散されない場合があります。入居者のスケジュールや個人の事情により、一部の入居者が負担を逃れることがあるかもしれません。
また、掃除当番の責任を放棄したり、適切に掃除を行わない入居者が出てきたりする可能性もあります。無責任な入居者の責任放棄は、ほかの入居者の負担になりかねません。
コミュニケーションについての課題もあります。入居者間の連携が不十分だったり、意見の不一致があったりするかもしれません。トラブルの原因として多いのは、意見の不一致です。
そして、掃除当番が回ってくる頻度が高くなれば、入居者が疲弊したり、モチベーションが低下したりする恐れもあります。
管理会社による清掃
シェアハウス管理会社の社員が清掃を行う方法です。
メリット
管理会社による清掃で、入居者の負担が減ります。入居者は掃除当番の負担を感じることなく、快適に生活できるのが最大のメリットです。
そして、管理会社による清掃は、一貫性と信頼性があります。定期的なスケジュールにもとづいて清掃が行われるため、共用スペースが常に清潔な状態を保てます。
また、掃除の当番制で発生するかもしれない入居者同士のトラブルを、未然に防げるメリットもあります。
デメリット
管理会社による清掃は、追加の費用がかかる場合があります。入居者は、管理費や共益費としての清掃料金を支払わなければなりません。
入居者の責任感が低下する恐れもあります。清掃を管理会社に委託することで、清掃に対する責任感の低下につながります。結果として、共用スペースの清潔さを維持する意識が希薄になるかもしれません。
また、管理会社の社員が清掃をする場合、技術的な問題もあります。管理会社の社員は清掃のプロではないため、汚れの状況によっては対応しきれない場合があるかもしれません。
専門業者による清掃
清掃のプロなど、専門業者に清掃を委託する方法です。費用はかかりますが、衛生面や清潔を効率的に保つことを優先するのであれば、ベターな選択肢といえるでしょう。
メリット
清掃のプロである専門業者は、高度な専門知識と豊富な経験を持っています。適切な清掃方法や専用の洗剤と機材を使い、レベルの高い清掃をするのが専門業者です。
また、専門業者は豊富な知識と経験により、清掃作業を短い時間で効率的に行います。迅速かつ、最適な清掃が可能です。
そして、専門業者に清掃を委託することは、入居者の負担軽減につながります。専門業者に任せることで、入居者は時間と労力を節約し、仕事や生活に集中できます。
デメリット
管理会社が清掃を行う場合と同じように、追加費用が発生する可能性があります。高度な技術と経験を持つ専門業者に委託するには、それなりの料金が必要です。
スケジュールの問題もあります。専門業者のスケジュールによっては、入居者の都合が悪いタイミングで清掃が入るかもしれません。事前に入居者と、清掃業者の都合を合わせる必要があります。
まとめ
シェアハウスの掃除パターンには、住人の当番制や管理会社による清掃、そして専門業者に委託する方法があります。管理会社や清掃業者が清掃を行い、清掃料金が月額家賃に含まれているシェアハウスがおすすめです。
管理会社や清掃のプロが定期的に掃除の対応をすることで、共用部の清潔さが継続的に保たれます。掃除当番制から解放されることは、入居者の負担軽減につながるでしょう。
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