シェアハウスは、ひとり暮らしと比べてたくさんの人との出会いがあったり、短期間の滞在が可能だったり、さまざまなメリットがあります。新たな生活を始めるにあたって、契約時の条件やルール、費用など、確認すべき内容を知ることが必要不可欠です。
シェアハウスで新たな人間関係を円滑に築くためにも、契約前には注意点に触れておきましょう。本記事では、シェアハウスを契約する際の注意点を紹介しています。あわせて、賃貸マンションとの違いも解説します。
シェアハウスを契約する際の注意点
シェアハウスでの生活は、ひとり暮らしの生活スタイルと異なります。これからの生活がより快適でトラブルの少ないものとするために、契約する際に注意すべきポイントを押さえておきましょう。
①最低入居期間はどのくらいか
物件に入居する際は、あらかじめ最低入居期間が定められています。一般賃貸だと2年間であることが多いですが、シェアハウスの契約の場合、物件によりさまざまです。
平均的には3〜6か月のところをよくみますが、最初は数か月契約で、その後は年単位で契約を変更することもあります。その期間が経過することなく退去した場合、違約金が発生する可能性が高いので注意しましょう。
また、シェアハウスを検討している人のなかには、旅行や就職活動などの目的から、契約前の段階で滞在期間が決まっている場合もあります。一方で、期間が不明瞭なまま入居することも珍しくありません。
後者の場合、最低入居期間が終了する際、契約の更新は可能かどうか、個人のニーズに合わせて条件を確認することが大切です。FRESHROOM🔗では、1か月からの短期契約が可能となっているため、あらゆる場面で便利に利用できます。
②再契約・更新はあるか
賃貸のアパートやマンションでは、最低入居期間が過ぎても契約が更新されるため、引き続き住むことができます。しかし、シェアハウスは契約が満了すると、本人が希望している場合でも継続して滞在できないケースが多いです。
期間を延長したい場合、再度契約を結ばなければならない物件もあり、手続きに手間がかかることもあります。再契約や契約更新については、家主や管理者に交渉する必要があるので、契約満了日の1か月前に連絡するなど、早めに伝えるようにしましょう。
最初の契約時に延長するかが決まっていなくても、自動更新ではないことを念頭に入れておくだけで、今後の手続きが円滑に進みます。
③入居後に途中で解約できるか
賃貸契約と同様、シェアハウスの契約時に一定の契約期間が設定されている場合、原則として途中解約はできません。契約期間内で退去すると、契約書に定められたルールに従い、違約金が発生することもあります。
また、契約期間が過ぎていても、解約する際に一定の通知期間を守る必要があります。一般的には、解約の1〜2か月前に通知を行う必要があるため、契約期間とあわせてあらかじめ確認するようにしましょう。
FRESHROOMの場合、途中解約は、解約希望日の1ヶ月前に告知をすれば違約金が掛からずに退去することができます。また、再契約も原則、契約満了日1ヶ月前までに告知すれば双方合意のもと、引き続き住むことができます。
④退去の特約はどうなっているか
「デポジットが返ってこない」「クリーニング代を請求された」など、退去時に予期せぬ事態を招くこともあります。このようなトラブルを避けるためにも、退去時の特約について目を通しましょう。
さまざまな特約の内容がありますが、多くの契約には、退去時に部屋や共有スペースを入居時と同様の状態に戻す義務が含まれています。よって、壁や床に損傷が生じたときや、禁煙ルームで喫煙した場合は、クリーニングや修繕の費用を請求される可能性があります。
さらに、事前にデポジットが支払われている場合、契約書に記載された条件を満たすことで、デポジットの金額が返却されます。特約が入居者にどのような責任を課すことになるかを理解し、適切な方法で手続きを行うことが大切です。
⑤設備はなにが備わっているか
シェアハウスでは、ほかの入居者とスペースを共有することがあります。キッチンやリビングルーム、バスルームなど、共有スペースに必要な設備が揃っているかを確認し、個別で準備すべきものを把握しましょう。
多くの場合、ベッド、洗濯機、冷蔵庫など、家具や家電を提供しているシェアハウスが大半ですが、自分の部屋にこれらが含まれているかも確認してください。また、個室共有スペースにキッチンがある場合は、調理器具や食器、電子レンジなどを買い揃えるが必要があるかどうかの確認もしましょうです。
さらに、設備でいうとインターネット環境も重要です。多くのシェアハウスではWi-Fiを提供していますが、速度や安定性までは明らかではありません。内見時にスタッフに確認するか、入居後、自身で確認する必要があります。 水道、電気、ガス、暖房、冷房などのユーティリティにかかる費用が家賃に含まれるのか、別途支払う必要があるのかも明確にしておきましょう。
⑥共用部はだれが清掃するのか
一般的に、シェアハウスの共有スペースの清掃は、管理運営側が行うケースが多いです。共有スペースの掃除には、床の掃除や拭き掃除、ゴミの回収などが含まれます。
また、一定の周期で換気や消毒などが行われることもあります。これにより、入居者全員の清掃スケジュールを決める必要がなくなり、清掃の手間が省けるメリットがあります。
とはいえ、自分が使用したあとの共有スペースの片付けやゴミ捨てなど、日常的な清掃には、入居者全員が責任をもたなければなりません。シェアハウスで気持ちよく生活するために、ほかの人共同でが使うスペースを清潔に保つことが求められます。
⑦規則はどんな内容か
共同生活をするからには、規則を遵守する必要があります。たとえば、規則として夜間や特定の時間帯における共有スペースの利用制限、ゴミの分別や収集方法などがあります。
また、ルールとして記載されていなくても、守るべきモラルやマナーがあることも覚えておきましょう。靴の脱ぎ履きや傘の置き方、共有スペースの清潔さの維持など、ほかの人の迷惑にならない行動が大切です。
これらのルールを守らない入居者に対しては、個別に注意されることもありますが、継続的に問題があるとみなされた場合、強制退去の可能性があります。
⑧家族や友人を呼べるか
入居者の安全を担保すべく、ゲストを呼ぶことを禁止としているシェアハウスもあります。たとえ家族の訪問であっても、玄関の暗証番号が外部に漏れる可能性があるため、ほかの入居者にとっては防犯面での不安を感じることもあるでしょう。
まずは契約書に記載されたルールを確認し、規定がなければ事前に家主や管理者の許可をもらうようにしてください。
賃貸マンションとの契約内容の違い
シェアハウスの契約をする際の注意点を紹介しました。ここからは、賃貸マンションとシェアハウスを比較し、それぞれの特徴をみていきます。
賃貸マンション(普通賃貸借契約)
ひとり暮らしをする人が多く住んでいるのは、賃貸マンションです。年単位の長期契約が一般的で、早期解約には違約金が発生することがあります。
特徴としては、個別の部屋が用意され、プライバシーが守られていることが挙げられます。共有スペースは最小限に抑えられ、キッチンやバスルームなどは個別の部屋に用意されていることが多いです。
基本的には家具や設備は備え付けられていないため、個人で用意する必要があります。そのほか、多くの場合で2年に1度の更新料が発生します。
シェアハウス(定期借家契約)
ほかの人と生活をともにするシェアハウスは、一般的な賃貸マンション同様の外見を持つ建物タイプのほか、一軒家タイプなど、さまざまなバリエーションがあります。
大きな特徴としては、プライベートスペースと共有スペースがあり、設備をほかの住人と共有するため、賃貸マンションと比べるとプライバシーが低い傾向にあります。 シェアハウスでは短期の契約オプションが一般的で、数か月から1年程度の最低入居期間が設定されます。一部の設備や家具が提供されており、入居者は持ち物を最小限にできるのが特徴です。
賃貸マンションでは加入が義務付けられていることが多い火災保険ですが、シェアハウスではどのようなシステムになっているのでしょうか。こちらの記事では、シェアハウスで向けの火災保険の選び方や注意点を解説しています。
まとめ
ほかの住人と生活スペースを共有するシェアハウスでは、新たな友達やコミュニティをつくる場としても機能します。短期間での契約が可能なので、出張や観光での滞在の際にも利用が可能です。
シェアハウスを検討する人のなかには、契約更新料や事務手数料がかからないかと心配する人もいるでしょう。都内のシェアハウス探しのサポートを行うFRESHROOMなら、そんな心配もいりません。
1か月からの短期契約が可能なので、気軽にシェアハウスでの生活が始められるでしょう。悩んだらまずは相談してみてください。