シェアハウスとは、一つの住居に複数人が共同で暮らす居住形態を指し、一般的にはキッチンやリビング、バスルームなどを共同で使用します。始めは知らない他人と共同生活を送るため、不安に感じる方もいるでしょう。
しかしシェアハウスに限らず、どんな物件であってもデメリットは必ずあります。シェアハウスの特徴を知り、シェアハウスを選ぶ際に役立てれば、楽しい生活を送ることは可能です。
本記事では、シェアハウスはやめとけと言われる理由について、向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。シェアハウスを検討している人は参考にしてみてください。
シェアハウスはやめとけと言われるデメリットは?
まずは、シェアハウスにはどんなデメリットがあるのかを知りましょう。また、入居前にしっかりと確認することで防げるものもあるため、シェアハウス選びに役立ててください。
騒音や盗難などのトラブルが多い
シェアハウスと言っても物件によってさまざまなタイプがあり、なかでもプライベート空間が持てる個室タイプが人気です。しかし個室があるとはいえ、入居者とは隣り合った部屋です。隣同士の部屋は音が伝わりやすいため、少し物音を立てるだけで隣人に聞こえてしまうデメリットがあります。
また、一つの部屋に複数人が相部屋となるドミトリータイプは、同居人が出入りを自由に行えるため盗難被害に遭う可能性も否めません。そのほかにも、共有スペースに私物を置き忘れなくなってしまったなど、些細なことで入居者同士のトラブルに発展しかねません。
共有スペースが混み合いがち
シェアハウスのほとんどが、キッチン・トイレ・お風呂は共有スペースであり、ほかの入居者が使用していると当然自分が使用することはできません。キッチンやお風呂などは使用時間が被ることが多く、自分の使用したいタイミングで使用できないのはデメリットと言えるでしょう。
また、冷蔵庫も共有して使用することが多いため、自分が使えるスペースが狭く、不便に感じる可能性があります。
掃除しない人がいる
シェアハウスにはいくつかのハウスルールが設けられています。共有スペースや家電の使い方、掃除当番など入居者が心地よく住むために設けられているものですが、なかにはルールを守らない人も居ます。
定期的に清掃業者が入ってくれるシェアハウスもありますが、使用したお皿を洗わない、ゴミを片付けないなど、業者では庇いきれないところで不快に思う事象も起こり得ます。
借地借家法が守られていない物件もある
シェアハウスをうたいながら、簡単な間仕切壁等で区画されたごく狭小な居室をあてがう、脱法ハウス・違法貸しルームなどが社会問題となっています。これらの物件は、建築基準法や借地借家法などの規制を脱法しようとするものです。
シェアハウスの物件を選ぶ際は、実績のある運営会社かどうかも、しっかりと確かめなければいけません。
シェアハウスに向いている人・向いてない人
最近のシェアハウスは、国際交流を目的とした物件・共通の趣味を持った人が集まる物件など多種多様なタイプがあります。そして、シェアハウスの向き不向きは、自身の性格やライフスタイルが大きく影響します。新生活ではどんな暮らしを送りたいかイメージすることも、物件選びにおいて非常に重要です。
では、自身の生活スタイルに合うか、楽しく暮らせるか、向き不向きの特徴を知り確かめてみましょう。
シェアハウスに向いている人は?
シェアハウスには、さまざまな経歴・価値観を持った人が集まります。トラブルとなるほとんどが人との異なる常識やずれで起こるため、他人の異なる考えを許容できる人や大らかな人はシェアハウスに向いています。
運営会社が設けたルールがあるといえど、些細な問題は起こり得ます。遠慮せずに人に意見を出せる人や他人のために気遣い行動できる人など、入居者とコミュニケーションをしっかり取れる人は、人との共同生活に向いているでしょう。
また、シェアハウスには家具家電がついていることが多く、初期費用が安く済む特徴があります。一般賃貸より契約期間が短いことが多いため、短期利用したい人やお金を貯めたい人など、やりたいことがはっきりしている人にも向いています。
なによりもシェアハウスの最大のメリットは、一緒に暮らす人がいるということです。新たな出会いを求めている人や共通の趣味や目的の情報を交換したい人、ひとりでは寂しい人にはうってつけです。
シェアハウスに向いてない人は?
人の価値観・習慣というのは、育った環境や家庭によって育まれるものなので自分ひとりでは気づきにくく、他人との生活のなかで発見することもあります。几帳面や綺麗好き、自分ルールが沢山ある性格の人は、思い通りにいかず居心地の悪い場所になってしまう可能性があります。
また、共有スペースなどは気になった人が行動を起こすことが多いため、自分ばかりが片づけることにもなりかねません。さらに、他人の生活音が気になってしまう人、思ったことを口に出すのが苦手、悩みをひとりで抱え込んでしまう人は、ストレスが溜まっていってしまうため向いていません。
さらに、シェアハウスによっては門限を設けている場合や住人以外の他人の出入りを禁止している物件もあります。友人を気兼ねなく招きたい、恋人と家でゆっくり過ごしたいなど暮らしに制限をかけたくない人は注意が必要です。
シェアハウスを探すポイント
シェアハウスの種類は多く同じような条件の物件でも、住む人が違えば住み心地は大きく変わります。快適に暮らせるかは、シェアハウス選びで決まってしまうと言っても過言ではありません。
ではどのようなシェアハウスがおすすめか、選ぶときのポイントを3つ紹介します。
個室タイプを選ぶ
賑やかな生活が好きな人であっても、プライベートな空間が欲しい人は多いでしょう。共同部屋の場合、ひとりでゆっくりする空間がないうえ、盗難など入居者同士のトラブルに巻き込まれやすいです。
個室タイプなら部屋に鍵をかけられますし、ゆっくりできる自分の時間を確保できます。またプライベートな空間を持ちつつ、頼れる人がすぐ近くにいる状況は、デメリットを減らし、メリットを最大限に活かすことができます。
外国人入居率を考慮する
シェアハウスは、外国人利用者も多く、さまざまな国の人と交流することも可能です。しかし、文化や生活スタイルが大きく異なるため、違いに苦労することも考えられます。
語学を勉強したい、普段出会えない人と交流したいと意欲的な人は問題ありませんが、言語の壁などに抵抗がある人は、入居する前にどんな人が入居しているか確認しておきましょう。
管理人や清掃員が掃除してくれる物件を選ぶ
物件によっては日用品を定期的に補充したり、業者や管理人が掃除を請け負ってくれたりするシェアハウスもあります。管理が行き届いていると、入居者同士で当番を決まることも少なくなり、快適に過ごせるようになります。
また、定期的に第三者が出入りすることで、閉鎖的ではなくなりトラブルも軽減されるでしょう。管理人が出入りする場合、日々の悩みを直接相談することも可能です。
シェアハウスの向いている人や不向きな人の特徴について解説しましたが、シェアハウスのなかにはコンセプトシェアハウスというものもあります。こちらでは、趣味を共有しやすいコンセプトシェアハウスについて解説しますので、合わせてご覧ください。👇👇👇
まとめ
どんな物件にもメリット・デメリットが存在します。シェアハウスは他人と生活を共にするという形態上、さまざまな障害が生まれてしまう可能性はあります。しかし、シェアハウスはひとり暮らしでは得ることのできない、出会いや経験・発見があることも事実です。
シェアハウスがどんなものか理解することで、不安が軽減され、新たな生活の選択肢になるはずです。まずは、自分の理想の生活とすれ違いがないよう、気になる物件は下見しましょう。
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